はぁ、ドラクエのこと書きたくて書きたくて、書かないと禁断症状でくちびるが凄くかゆくなってくるのです。
マキ学長どす。
今日も、ドラクエについてマニアックな考察を繰り広げながら、学長のオタクイズムをみせつけてあげたいと思いまあす。
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ドラゴンをめぐる世界の文化とドラゴンクエスト
日本のRPG界においてドラゴンクエストが構築した世界観は、その後のあまたの作品に影響を与えることとなりました。
その世界観の中心となるのは、
竜 VS 勇者 という構図です。
その源流は、中世ヨーロッパがふるくから信仰してきた竜討伐のエピソードです。
西洋におけるドラゴンは、悪の象徴。
ドラゴンは各国の神話や民間伝承に登場していますが、そのどれもが人間や神々の敵として描かれています。
毒を持った牙で人間を食らい、世界に災いをもたらす。
それが西洋におけるドラゴンでした。
これは聖書に登場する英雄「竜と戦う聖ゲオルギウス」を主題に取った絵です。
キリスト教世界で竜といったら、何と言ってもこの絵、と言えるほどに有名な作品です。
捕らわれたお姫様を助けようと、ドラゴンと対峙する勇敢な男性という構図。
ドラゴンクエスト1の世界観はまさにこれを原点としています。
悪のドラゴンを駆逐する正義の若者、という構図は、ヨーロッパにおいては非常にポピュラーで、神話や民話には、正義の味方がドラゴンを倒す物語がたくさんあります。
つまり、ドラクエの世界観の中心はまさにこれを踏まえたDragon Quest=「竜退治」。
欧米では広く認識された冒険譚の鉄板モチーフでありながら、昭和期の日本人にしてみればとても新鮮で、カッコイイ世界として映ったのではないでしょうか。
それもそのはず、日本や多くのアジアの国においては、ドラゴンはどちらかというと人間の味方、ないしは人々に崇拝される存在として描かれてきました。
たとえば、中国では、古来から竜は皇帝の権威を象徴するアイコンとして使われています。
中国皇帝の衣装や、宮殿の柱などには、竜をあしらったデザインがよく見られますね。
そして日本では、雨を司る竜神などが民話によく登場します。
坊や、よいこだねんねしな。
まんが日本むかしばなしオープニングのイメージは童話「龍の子太郎」。
この龍は太郎君のおかあさんなんです。
東洋の竜が人間の味方として登場する例は、たとえばこんなところにも。
というわけで、西洋の世界観とは真逆で、東洋のドラゴンはいいやつ!
ドラクエでも、シリーズが進むにつれて、空飛ぶのりものになって主人公を手助けしてくれたり、えらーい竜の神様として登場することのほうが多くなりました。
ドラクエ10では、飛竜のほかにも、半竜半人の竜族が登場、かれらは物語の根幹に深くかかわってきますのでワクワク。
ってけっきょくドラクエ10だいすきかーい!うん最初からそうだよ♥