全国の相方文化ファンのみなさん、こんばんわ!
わたし、ドラクエ総合大学でネトゲ恋愛研究所というあやしい集いを主宰しているものでして、マキ学長といいますー
まちにまったお盆休みなのに、いざ休みに突入すると手持ち無沙汰でゴロゴロゴロ。
あわれなアナタにお送りする!
夏休み特別相方文化講習を今日から始めたいと思います。
第一回目のテーマはコチラ
「なぜ、冒険日誌で相方を募集するの?」
フレンドになって、いつからかよく一緒に遊ぶようになって、そのうち自然に相手を好きになっていた、だから相方になりました―。
というのなら、理解できるし、相方制度そのものを特段非難する気はない、という人は実は多いのではないのでしょうかね。
しかし、中には、みずからのリアル性別、大まかな年齢、さらには未婚・既婚の別、居住地などを公開してまで、相方募集記事を広場にアップしているダイタンなプレイヤーもいらっしゃる!
この段階まで来ちゃうとなかなか、理解が追い付かないのでござんす。
ちまたでは、「ドラクエ10を出会い系サイトか何かと勘違いしないでほしい…」という拒絶反応を呼び起こしたりもしてますし。
うんうん。
なかなか研究しがいがありそうじゃないか、相方募集日誌。
でね、
「本当は、ふつうのフレンドとして始まって、だんだん親しくなっていって…その先に相方関係が始まる、っていうのが理想だとは思うんですけど…」
ときおり、相方募集日誌をこういう冒頭文で書き始める方がいるわけですよ。
自然とおたがいが惹かれ合って、関係が始まるのが理想。
いや実に、そのとおりだと思います。
日誌を書いている当のご本人がそれを理解しているのに、なぜそれでも彼らは相方を「自然の出会いに任せる」のではなく、積極的に「公募する」という行為を選択するのか。
今日はその謎について考えてみたいんだよ!
わーい、こんなん楽しいに決まってるジャーン!
1.リトマス試験紙で相手を事前判定
相方募集日誌という名のちいさな紙切れを溶液に浸す…
するとあらふしぎ!
恋愛脳持ちの人は青色に、非恋愛脳さんや反相方派さんは赤色に。
一瞬でかれらをみわけることができるんです!
ええと…解説します。
「既存のフレンドのなかから恋人を作らない」のには1つ大きな理由があります。
好きになってから、相手が反相方派であったことが判明することほど、残酷な結末はありません。
例)
あたしエル子、ドラクエX3年生!
ずーっと同じチームにいる彼が、最近急に気になり始めて…☆
昨日、2人で白箱狩りをしていた時に、思い切って彼に言ってみたの。
「わたしたち、最近いつもいっしょだよね♥何だか相方みたいじゃない?」って。
そうしたら彼、なんて言ったと思う?
「やめろよww俺たちそんなキモイ関係じゃないだろw」
エル子即死
と、このようにですね、仲良くなるまえに相手の試験紙の色を確かめておかないと、彼が恋愛脳じゃなかった場合や、アンチ相方思想者だった場合、再起不能のダメージをくらうことになります。
相手と相方になれないばかりか、ヘタをすると、「うわっコイツ俺のことそういう目で見てたわけ?キッモー!」と距離を置かれ、フレンド関係そのものが崩壊するおそれも!
好きな人に気持ち悪がられることほどつらいことはありません。
その点、相方募集日誌ならダイジョーブ!
いいね!や、コメントをしてくれる異性は、少なくとも、相方否定派ではないはず。
好きになった人に嫌われたり、関係が気まずくなるリスクを避けることができそうです。
相手が恋愛脳か、そうじゃないのか?
相方が欲しいプレイヤーにとって、この違いを見分けることは何よりも重要なことだと思われます。
2.人間関係を苦手とする、受け身な人ほど相方がほしい
わがネトゲ恋愛研究所には、日誌で相方さんを募集したことがある、という研究員もわずかながら所属しております。
かれらに話を聞いてみると、
「わたしコミュ障で…」
「仲のいいフレとか欲しいけど、僕とっても受け身なんですよね」
という方がけっこう多い印象があります。
コミュ障の症状はいろいろありますが、ネトゲ界でそれがどんな障壁をもたらすのかと考えると、
● フレはいるけど声をかけられない
● 誘ったら迷惑かも、と考えてしまう
● PTを組んでも場を盛り上げる話とかできない
こんな感じでしょうか。
つまり、ふだんの、何気ないフレづきあいを苦手とする傾向があるようでして、そのせいか、長い付き合いのフレンドとかがあまりいないし、そもそもそういう関係をどうやって構築するのかが分からない。
そして受け身の傾向もあるので、誰かが声をかけてくれるのを待つのは得意です。
考えてみれば、相方募集という行動自体が受け身なのです。
広場にすでに掲載されている募集をまねて、自分に合いそうな相方の条件を提示し、あとはだれかがいいね!してくれるのを待っていればいい。
募集記事を投稿することは、一見、相方づくりに積極的なように見えますが、サブキャラで自分の正体を隠して、安全地帯で待機するだけで良いのだから、実はとてもイージーな行為と言えるような気がします。
3.ドラクエというクッションを使うと罪悪感が薄まる
最初の方でも触れましたが、広場で相方を募集する行為に関して、ほかのプレイヤーからはときおり「ドラクエを出会い系サイトか何かと勘違いしないでほしい」、「やるならよそでやってほしい」という声があるのを見かけますね。
でもねわたし、そこにはすっごいパラドックスがあると思うんですよ。
ふふっ、説明しよう!
恋人がほしい、と思ったとき、そこらへんのガチ出会い系サイトに投稿するのは、ものすごく心理的障壁が高いと思います。
なんかフケツなかんじするし、それになんか怖いし、どんな奴がくるかわかったもんじゃないし、いくらなんでもアタシそこまで落ちちゃいないわ、って思うじゃないですか。
だけど、ドラクエ10の相方募集なら、そういう心理的なハードルが、ストンと低くなると思いませんか?
やろうとしていることは、本質的にはあまり変わりがないのに。
募集する人の心理からすれば、
「ドラクエを出会いに利用している」
のではないのです。
「ドラクエというクッションを挟んでいるからこそ、後ろめたい気持ちが消えて、やりやすい。」
そういうことなんじゃないかと思います。
たぶんね。
いやあ、今日も学長、勝手きままに講義しちまいました。
すごい楽しかったです、えへへへへ。
けど、ちょっとまあ、今日のテーマに関してはわたしの考察も、机上の空論であることはわかっておるのです。
ので、もしも、
「相方募集したことあるよ!」
「学長の言ってたのとちょっとちがって、こんな気持ちだよ!」
というのがありましたら、教えてくださったらとてもわたくし興奮します。
もちろんどんなエピソードをおしらせいただいても非難とかしませんしー。
へんたいですから。
ええ。
それでは今日はココまで。
みなさま、すてきな夏休みを。
マキ学長でした!
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