そして場内へ…相方お見合いパーティ潜入記(2)

どうも学生諸君こんにちわ!

相方お見合いパーリィ潜入レポートのつづきをかいていきます!
潜入記①は、こちらのリンクから読んでね~

「お待たせいたしました、それでは開店です!」

おみパスタッフの号令で会場内になだれこむ相方志願者たち。

その数、開始時点では20名くらいだったかな。

そのあとグングンと増えて行き、Mサイズ住宅のリビングはプレイヤーでいっぱいになりました。

 

後日、「プレイベ感想」日誌にあっぷされていた運営スタッフの投稿によりますと「今回も100名以上のかたにご来場いただきました」とのこと。

 

ンンン、たしかに人は多かったけど、そんなにいたかなー?

よく政治チックな集会とかで見かける、主催者発表と警察発表のギャップみたいな感じかしら?とやさしさ解釈してツッコマナイヨ。

 

さて、来場者における男女割合とか種族割合とか割り出そうとして鼻息荒くしてたわたしだったんですけど、残念ながら野鳥観測者とかじゃないので全然カウントできませんでしたん☆

 

見たかんじでいうと、男性陣は人間(大人)が目立ちました。

これは、相方を探すにあたって、種族姿に戻るのを躊躇したからでしょうか?

学長個人の分析ですが、相方を求める女性は男性に比べて、キャラの見た目を重視する傾向がみられます。

冒険者の広場に出ている相方募集日誌における、相手に求める要件として多いのは、

 

【女性】

相手の男性に種族の指定をかけることが多い。

できればウェディ男性さんが希望、他の種族の方でもOKですが、その場合はできるだけ人間でいてくださると嬉しい、など。
くっ、ここでもウェディ男一強か…!

 

【男性】

これに対して男性は、相方女性の種族にはこだわらない方が多い。

求めるのは「リアル女性であること」「年齢が近いこと」「LINESkypeで外部連絡が取れること」。

いやーー良いですね!

直結厨と言われようがなんだろうが「とにかく女性だったらいいんです!」となりふりかわまぬその姿勢。

こうして女性と比べてみると非常にわかりやすくて、研究者として非常に興味深いと思います。

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さて、おみパに話を戻しまーす


潜入したマキ学長は、ちょっとしかない良心がいたむのを感じながらも、あくまで「相方を探している可愛い幼女ちゃん」に扮し、約1時間半の参加で4名の男性キャラとお話ししました。
(人間男性2名 エルフ男性1名

オーガ男性1名)

 

おおまかな印象として、みなさんすっごくピュアで、女性慣れしていない、もしくはネトゲ慣れしていない様子がうかがえました。


これを長所とみるか短所とみるか。

よく言えばきっと彼ら、とてもピュアな方々だったんです。


目の前にいるいたいけな幼女が、本当は腹黒い潜伏調査員だったなんて、そんなこと知ったらきっと彼ら、ドラクエ不信になってしまうよ…。

いちおうそんな責任を感じながら、ぼろを出さないように注意のうえ、会場を歩き回ってわたしは男性陣を観察しました。


そしてなんかこう、ここに集まっているひとたちは、人との距離感がうまくつかめていない人が多いのかもしれない、という印象をすごく受けました。

 

まずもって、男性側から話しかけてくれないんですよ。

会場をウロウロして、ギリギリの位置からわたしのフリコメは読みに来るくせにぜんぜん話しかけてこないんだから~!

おいおいこれじゃ研究にならねーじゃねーかよ、

じゃなくってもしかしたらアタシだってステキな人に出会えるかもしれないのにチャンスを逃しちゃうなんてナンセンス!

なので、わたしのほうから適当に声をかけてみました。

  

ターゲットは近くにいた人間おとな男性。

この方はDQXショップで販売されてるニヒルなサングラスをかけていたので「そのサングラスいいっすねー!」と話しかけました。

 

彼は誰かが話しかけてくれるのを渇望していたのでありましょう、被せるようなスピードでチャットが返って来ました。

おっ ちゃんと話せるやんけ

いいぞいいぞ

 

PT組んで話しませんか?」

といわれたので、緑チャットに移行。

 

今回のおみパのルールでいくと、二人でゆっくり話したいときは2Fのムード満点エリアでどうぞ!という設定だったので2Fにいくもんだと思って階段をのぼろうとしたら、この男性、なぜかわたしを無言で場外へエスコート。

 

「家の中にいると負荷重くて落ちそうだから外出ようよ」

とか
「庭を見ながら話そうよ」

とか一言説明してくれればいいのに特に釈明もなく連れ去られる幼女。

会場の前庭に突っ立ったままお見合い的な会話に突入しました。

 

しかしこのあとも「相方とはどんなことして遊びたいですか?」など、わたしが振った話題にどうもちゃんと答えが返ってこない状態が続きまして、当時まだやりたいコンテンツだらけだった戦闘民族のマキさんはソワソワ。

 

(そのころまだ最難関コンテンツだったピラ9層について)

「パラ構成わりといいと思うんですけど試してみませんか?」

とわたしから言ってみたところ

「うわ、ガチじゃん、ごめんガチはちょっとwww」

といわれゲームセット。

 

ほかにオーガさんやエル男さんともおはなししたんですけれど、みなさん「とにかく相方が欲しい」というのですがそれ以外には「一緒にやりたいコンテンツっていうのは特に無い、もし君がいっしょに遊んでくれるなら何でもいい」と言う方が多かったんですよ。

 

なんとなくインするだけでもドラクエ楽しいと言うのはわかるので、決してこれじゃいけないわけじゃないけれど、何が面白くてドラクエやってるのかを自分でわかっている人が、わたしはすきだなあ。

 

勝手を言ってしまうけれど、たとえわたしと一致してなくても、「常闇全職称号めざしてる!」とか「ハウジングが超好きで、入賞出来ないけど毎回コンテスト応募してる!」とか何かしら、自分の方向性を持ってる人がいいなー。

 

「周りがみんな相方持ちだから、なんとなく自分も欲しいと思って」という人も多くて、これも気になりました。

これはちょっと逆説的な感じです。

マキさん思うんですけど

このゲームは基本が孤独なんですよ。

いやゲームだから孤独でいいんですよ。

はたから見ればどんなティア充も、おへやのなかでひとりでコントローラーいじってるんだもん!

 

なんでドラクエ10になったとたんに「ひとりじゃさみしい」になっちゃたんだろうなあと。

9まではひとりでやるのが当たり前だったのに

オンラインになったとたんに

どうして人は寂しいと思うようになったのだろう。

 

オンラインだからこそ友達もできるけど、その副作用で、いちいち自分とだれかを比較したり、劣等感を感じるきっかけも生まれてしまったからなのかな。

 

そして。

これは相方研究を始めた当初から、相方をほしがる方々に直接たずねてみたいとずっと思っていた夢の質問だったんですが、

 

「どうして相方がほしいと思うんですか?」

 

この永遠の問いを、ついにわたしはこのおみパでお聞きすることができたんです。

 

すると、

 

「いや、なんとなく、周りにそういう人が増えてるから俺も」

「フレが少ないから、一緒に遊べる子がほしい」

「誰かと一緒にやればやる気が出るかなと思ってなんとなく」

という答えが返ってきました。

 

ここらへんはもちろん、ひとりひとりの感じ方があって当然ではあるのですが、「なんとなく」周りと同じことをやっていたら、たとえ相方ができても、つよくなっても、いつまでたっても寂しいんじゃないのかなあ?

なんてわたしは考えてしまいました。

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うまく測れない相手との距離感、

じぶんがなにを好きなのかも分からず、流されやすい方向感、

そして「遊んでいるはずなのになぜか寂しい」というなぞの孤独感。

 

ゲーム内相方を求める人々をさまよわせているのはこの3つなのかもしれないと思うし、同時にこの3つがあればこそ、わたしは相方を求める人々を、かんたんに間違っているとかへんだとか言うことはできないし、良きにつけ悪しきにつけ、たまらなく人間らしいなと思ってしまうのでした。

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