学生諸君、おはようございます
ドラクエ総合大学、学長のマキさんです
当大学には、あめりかん・ふっとぼーる部はございません
あと、落ちるも何も、そもそもブランドがありませんので心配ご無用★
渦中のN大学様の真摯かつ迅速なご対応、テレビで拝見するたびに哀しみのため息が止まらないマキさんです
記者会見なさった監督、コーチお二方の口から語られる言葉には、わたくし、何度も彼らの正気を疑わなければなりませんでした。
いえ、もしかしたらあれは彼らにとっては「正気」なのかもしれない、ふとそう思いました。
おそらくは、われわれ日本人お得意の「忖度」の上に築かれし恐ろしい文化が、永い永いあいだ、誰もはっきりとは口にしないまま、伝統的に存在したのではないでしょうか。
「相手チームの誰かにけがをしてもらうのは当たり前、自チームの誰かが手を汚すのも当たり前」と。
そうした文化のただ中に長年座って呼吸をし続けていると、それが本当にどうということでもないような感覚に陥ってしまうのです。
権力を持った幹部だけでなく、おそらくは末端の学生たちも意識の底の方で、「だって最初からそうだったから」とあきらめ、抵抗を感じる神経を失っていたのではないだろうかと思えてきます。
さてそんな中…
本日、マキ学長はドラクエ10の炎の領界にある集落、アペカの村をひさしぶりに訪れております。
アペカ村のストーリーの重要人物ギダさんです、こんにちわ。
ドラクエのストーリーってば、時にビックリするほど明快に落着するときがあると思いませんか。
アペカの村のシナリオはそれがとても顕著だったのではないかとマキさんは思っています。
そしてその中心にいたのが、この若者、ギダさんでした。
ギダさんには、とても勇敢で腕も立つ兄がいました。
村の誰もが兄を頼りにしていましたが、魔炎鳥という強敵との戦いで、ギダさんの兄は村の多くの男たちとともに命を落としてしまいます。
アペカ村の村長は、ひとり帰ってきたギダさんを責めました。
なぜ優秀な兄が死んで、お前だけが生き残ったのか。
なぜ最後まで戦わなかった。
役立たず。
村長は、戦いの不得意なギダさんを以前から快く思っていなかったので、あらん限りの残酷な言葉で彼を責め立てました。
命からがら、なんとか村まで帰ってきたのに、あんまりな言われようです。
村長ホントひどい。
マキさん、こんなこといわれたら舌を噛みちぎってしまいそうです…。
しかし、音楽の得意なギダさんがハープを奏でると、たちまち魔炎鳥が聖なる鳥に姿を変えました。
聖鳥は悪者たちに操られていただけだったのです。
ギダさんのハープのおかげで、アペカの村は全滅の危機を脱し、平和な暮らしを取り戻しました。
でな、
こっからの村長の手のひら返しがスゴい。
早くない?
さっきアナタ、「なんでお前死ななかったん?」ぐらいのこと言うたよね。
長い間、ギダさんのことひどい扱いしてきてたんだよね?
ねえちょっと…簡単に態度変えすぎじゃない?
しかしギダさんも負けてはいなかった
許すの早い
前向きになんの早えええ!
いやあのさ…、許してあげるのはいいんだけど、もう2、3ターンくらいお話ししてからでもよくない?
ハーイ、よろしいですか皆さん。
このようにですね、人間、
「しまった!オレ、間違ってたー!」と気づいたら、即刻それを認めてその場で平謝りに謝ったらいいんですよ。
ヘンに取り繕ったりムリな嘘ついたりジタバタしない!
どうせバレて余計面倒なことになった結果、けっ
きょく謝ることになるんだから。
この変わり身の早さ、
村長に見習えばいいんだ。
N大学も、政治屋さんも、みんなみんな。
まあそうはいってもさ、大人になればなるほど、偉くなればなるほど、なんだか人は素直になれないし、なっちゃいけない空気の中でもがいてしまうものらしい。
ドラクエしてると、ときどきそんなことを思わされますよね。
というわけで!
みんなー!
言い訳したくなってしまったときは、アペカの村長のこと、思い出してくれよな~!