(※本記事は2018年8月、まだ柴犬ついてクンが登場していなかった頃の記事りんす)
学生しょくん、
マキ学長はいぬが好きだ。
アストルティアでは今、ねこを飼うことはできるけど、いぬといっしょに暮らすすべは残念ながらいまだ実装されていない。
たしかにねこも、可愛い。
でも、どーしてもいぬが好きなマキさんは、ご自宅のお留守番を一風変わったいぬに任せている。
畑の水やりとかでお家にきてくれたフレンドたちに
「へ、へえ…これ、犬なんだね…w」
と引かれながらも必ずみんなにナデナデしてもらっている、いぬの化身です。
こんなうたかたの犬生活に甘んじるマキさんが好きな職業…
それはやっぱりたくさんのいぬと一緒に戦うことのできるレンジャーです。
レンジャーがいぬの仲間を使役して攻撃するとくぎは現在のところ、3つ。
オオカミアタック、
フェンリルアタック、
そしてケルベロスロンド。
ということで今日は、フェンリル、そしてケルベロスという想像上のイヌ科生物についてお勉強していきたいと思います。
1.フェンリル
フェンリルは、北欧神話に登場する超でっかくてこわいオオカミです。
こどものころはふつうの大きさだったのになんか知らないけどどんどん巨大化して、神話の神たちはフェンリルをもてあますようになっていきました。
あまりにでかくて怖いので、だれもフェンリルに近づきたがらず、彼にエサを与えてくれるのはいつも軍神のテュールただひとりでした。
そして、世界の終末ラグナロクの日。
きかんぼうのフェンリルは神々と巨人による最終戦争において、いつもごはんをくれていたテュールの腕をも噛みちぎってしまいます。
軍神テュールの腕を食いちぎるフェンリル
(画像引用:Wikiwand)
ちなみに、さきほどの話にちらりと出てきたラグナロクという言葉、ドラクエ10にも登場したのを覚えているでしょうか?
風の町アズランの外伝クエストで、当初、Ver.3に進むための必須クエだった「人形たちのラグナロク」シリーズ。
じつはこのお話そのものが、北欧神話のパロディになっていて、クエスト最終話のタイトル「神々の黄昏」とは、「ラグナロク」と同義で、世界の終末を意味することばです。
さらにこのクエストでは、神話に登場する戦争と死の神オーディンにフウラちゃんを充てているほか、お人形として登場した賢人トール・フレイヤ・バルドルの3人も、もとはそれぞれ北欧神話に登場した神々です。
2.ケルベロス
ケルベロスロンドは、3回攻撃の後、さらに20秒間にかぎって与ダメージを50%アップする大技ですね。
ではこの強力なとくぎに登場するケルベロスとは、いったいどんなスゲーいぬなのでしょうか、見てみましょう。
ケルベロスはギリシア神話に出てくる冥府の番犬で、翼の生えたヘビ女エキドナと、おなじく大蛇の姿をした巨神テュポンのあいだに生まれました。
いぬなのに、ヘビから生まれたせいなのか、画家によってはしっぽや顔をヘビのように描くこともあります。
地獄に堕ちながらそこから逃げ出そうとする死者をとらえる番犬のおしごとをしているケルベロス。
逃亡者があとをたたず、おしごとがたいへんなので、3つの顔は交代で睡眠をとると言われています。
でも、音楽を聴かせると3ひきとも寝てしまうので、これを利用して冥界をすりぬけたのが、竪琴の名手オルフェウスというわけですね。
ロンドは円舞曲とも呼ばれ、おなじメロディーを何回も繰り返す形式の音楽のことなのですが、ドラクエ10のケルベロスはロンドを聴いても寝ないでちゃんとおしごとしてくれるえらい子です!
くるくるくるっと旋回しながら敵を攻撃するところや、語感的な相性の良さから「ケルベロスロンド」の技名がついたのでしょうか。
スキルとか新装備の名まえ考えるのってすごくたのしそうだなーといつも思います!
はい。
こうやってオリジナルの神話に登場している姿を見てみると、フェンリルもケルベロスもめっちゃこわいですが、ドラクエとなるとさすがにかわいくデフォルメされていて、いぬ好き的にはベリーナイスでーす!
さてさて、レンジャーについてはいままでのところ、ぜんぶで3つのイヌ科スキルがあるわけですが、この先もまた、いぬが活躍するとくぎは登場するのでしょうか?
マキさんの知りうるかぎりだと、ファンタジー世界に登場するイヌ科動物において、最強なのはケルベロスという気がします。
なので、もしもケルベロスロンド以上のいぬスキルが出てくるのであればもう、神様クラスのやつしかないんじゃなかろうか…と思ったりしています。
それでは本日の講義はココまで。
マキ学長でした~!
参考サイト:
Wikipedia
ドラクエ10極限攻略データベース