やあやあ、みんな
ごきげんいかが、マキ学長です
みんなだいすき、相方文化史の講義はきょうで4回目になりました!
ドラマ「ゆうたの」を見て最近ドラクエ10をはじめたよ!っていうみなさんにも、楽しんでいただけているといいなぁと…。
さて、今日の講義はいよいよ相方文化の近代史、Version3時代に突入します。
まだまだ皆さんの記憶に新しいことがらもたくさんあるんじゃないかな。
というわけでアストルティア相方近代史講義、どうぞおたのしみください。
Ver1時代はこちらから
Ver2時代はこちらからどうぞ~
例によってVer3を概観しよう!
学長作成の歴史年表からドーゾ
ドラクエ10年表 | 相方文化界の動き |
---|---|
2015.4.
●3rdディスク「いにしえの竜の伝承」発売 |
2015.5
●相方募集ルームが流行 |
2015.6
●初のブライダルイベント「ジューンブライドはマリッジブルー!?」 ●シラナミ様不適切発言騒動 |
2015.6
●恋愛色の強いイベントが続き相方界歓喜 「ジューンブライド」 「七夕」 |
2015.9
●おさんぽセラフィがしぐさ書「ハイタッチ」を配布開始 |
2015.9
●相方探しプレイヤーイベントが流行 ●「ハイタッチ」での壁ドンが流行 |
2015.10
●初の2人乗りドルボード登場 ●初の常闇の聖戦レグナード登場 |
2015.10~
●レグに切り裂かれる相方カップル続出 |
2015.12
●ドレスアップに「マイコーデ」登場 |
2015.12
●マイコーデによりペアドレアがしやすくなる ●おてうさんの極限掲示板に「恋愛相談板」新設 |
2016.3
●おでかけツールが大幅リニューアル |
2016.3
●おでかけツールのトップ画像に好きな写真を貼れるようになり、ツーショットを貼る人も |
2016.7
●DQシリーズ30周年展覧会「ドラクエミュージアム」開催 |
2016.7
●30周年でドラクエ民お祭り状態。ドラクエミュージアムで初オフを果たす相方カップルも♥ |
2016.12
●名前変更サービス実装 |
2016.12
●相方界の大御所も続々としこ名を改める |
2017.8
●PS4版発売 ●発売に先駆け、全サーバー配信可能に |
2017.8~
●プラットフォーム追加で新規、復帰プレイヤー増加。相方募集ふたたび盛んに |
2017.9
●Switch版発売 ●おでかけツール「どこでもチャット」実装 |
2017.9
●どこでもチャットが相方探しにも活用され始める |
学長’sぴっくあっぷ!
Ver.3の相方的重要事項解説
2015.5
相方募集ルーム設立がさかんになる
相方募集は、個人活動からエージェント活用の時代へ移行した。
募集のためだけにわざわざ新しいキャラクターを作って「サブから失礼」するよりも、運営主が用意してくれたルームに加入するほうが、気持ち的にも手間的にもハードルが低いため、大流行したものと思われる。
相方募集ルームはみるみる増加し、「学生限定」「アラサー限定」「既婚者限定」など、さまざまな類型が生まれた。
※過去記事 相方募集ルームの実態調査 もよんでみてね
「お見合いパーティ」などと銘打ち、主催者の住宅を会場として恋人を探している男女が集まり、会話しながらフレンド登録などが頻繁に行われた。
ちなみに当時もっとも頻繁にお見合いイベントを行っていたイベンターさんが開催した「おみパ」に、マキ学長は潜入調査を敢行したんどす。
そのときの潜入レポート、通称「バグダッド日誌」はこちらから参照されたし。
偽レンダーシアを徘徊している「おさんぽセラフィ」と5回遭遇すると、しぐさ「ハイタッチ」が入手できるようになった。
ハイタッチ…本来は健全きわまりないこのポーズを、相方界がどのように活用したかをキミは知っているか?
相方勢、それは乏しい材料から無限の可能性を生み出す天才クリエイター集団。
天才たちは古来から、しぐさを駆使して無理やり抱き合ってみたりチュッチュしてみたり、画面上でエアイチャイチャするための創意工夫を重ねてきた。
そしてこのたびの「ハイタッチ」実装により、いとしのメンズに「壁ドン」していただくことが可能になったのである…!
ああボカァしてもらったことはないがね
2015.10
ハイエンドバトルコンテンツ「常闇の聖戦レグナード」の実装により、相方カップルの明暗はくっきりと分かれた。
久々に現れた「全然勝てない」強敵の登場にプレイヤーはお祭り騒ぎとなり、難度最高のⅣが登場する日には何時間も竜鱗のまゆから出てこないいわゆる「まゆごもり」プレイヤーが続出。
このことは、プレイスキルに差がある相方カップルに暗雲をもたらした。
「@1飯で今のPTは解散して、わたしと一緒に行くって約束したのに、2時間経っても帰ってこない」
「俺がヘタだから、他の強いやつと組んでた方が楽しいんだろ?」
「いっしょに称号取ろうねって約束したのに、裏切った!」
…など、レグをめぐりトラブルが各所で発生し、「レグ離婚」が多発した。
罪深き常闇の竜が二人の愛を切り裂く…!
2016.7
渋谷ヒカリエ「ドラクエミュージアム」開催
2016年夏に東京都渋谷区のファッションビル「渋谷ヒカリエ」でDQシリーズ30周年を記念して行われた展覧会。
相方たちのひみつのオフ会場になっていたとか、いないとか。
きゃきゃ♥
2016.12
名前変更サービス登場
ついに出ましたキャラ名変更サービス、税込1,080円。
刹那の恋を繰り返し、そのたびに人間関係を清算しつづけてきた相方界のレジェンドたちも愛用の一品。
2017.9
お出かけツールにどこでもチャット実装
ゲームにログインしていなくても、フレンドたちといつでも会話ができる…藤子・F・不二雄が描いた夢の時代に、ついにわれわれは立ち会った。
「どこでもチャット」で検索すると、公式のページだけでなくさまざまなブログにヒットすることからも、どこチャの登場はとてもセンセーショナルであり、さかんにその賛否が論じられていたことが窺える。
実際に相方界にも明確な変化が訪れた。
「LINEや通話はNGだけど、どこチャならオッケーだよ」と、女子たちにスキが現れるようになったのだ、やったね男子ぃ~、わんちゃんある!
これ以降、相方募集日誌にも「まずはどこちゃでお話してみませんか?」という誘い文句が目立つようになる。
Ver3時代の総括!
時代に即応し千変万化。たくましき相方の世界
Ver3時代は、アストルティアの環境が大きく変化した時期でした。
Wii版がサービスを終了し、入れ替わるようにPS4とSwitchで新規プレイヤー参入。
どこでもチャットの実装などで、相手と仲を深める手段も変化し、相方界にも新しい風が吹きました。
レベル解放や強力なアクセの登場によるステータスの爆上げ、レベル上げもしやすくなり、さらにサポートAIの改良によって、以前は他人とPTを組まなければ倒せなかったボスも、サポだけで難なくこなせるようになりました。
それは便利で楽ちんなことなのですが、副作用もありました。
フィールドに出て延々とレベル上げをしたり、迷宮を周回したりしなくなったわたしたちは、冒険しながら自然に人と出会うことはグンと少なくなりました。
相方募集の日誌が下火になるどころか、どんどん増え続けて行ったことの要因の一つは、プレイヤーが一人で何でもできるようになりすぎたことかもしれない、とわたしは考えています。
冒険者の広場を長年眺めていての感想ですが、最近相方募集をしている方々は、わたしたち古参プレイヤーのようなフレンドのつくりかたをしたことがないのかもしれない、と思うことがあります。
ボスコインも入れずひたすら雑魚を倒しながらつっぱしる魔法の迷宮で、初めて会った人と世間話しながらぐるぐる巡る楽しさ。
ボス前で名まえを真っ赤にして倒れていた人にせかいじゅの葉を使ったら、すごく喜んでくれてそのままフレンドになったときのうれしさ。
こういう、日常の中で友達が増えてゆくよろこびを、きっとかれらは知らないのではないだろうか、と思うのです。
テンプレ化した募集投稿でサブキャラから失礼する以外に、誰かと出会うすべを知らないだけなのかもしれない、と思うのです。
いっぽうで、相方界を下支えする人々の持久力、生命力とでもいうべきものには感服させられます。
考えてもみましょう、常闇の竜レグナードはいまとなってはつよさⅣの日でさえも緑玉の仲間募集は少なく、PTを組むのも一苦労するようになりました。
だけど相方恋愛を楽しむ人々は何年経ってもいなくならないし、相方をほしがる人々も、アストルティアが生まれてこのかた、途絶えたことがありません。
アストルティアの相方たちは、バージョンを追うごとに追加される機能を巧みに利用し、アンチの迫害からも粘り強く逃れ、他のどのネトゲにも類を見ない、充実した相方界を築いてきました。
そしてそれは、ドラゴンクエストXが始まった日から、バージョン4が終わりにさしかかろうとする今日まで、潰えたことはありません。
時とともに集まる人が変わり、環境が変わり、恋愛に至るプロセスはいろいろと変化しても、相方というコンテンツそのものが衰退したことは、いまだかつてないのです。
そのたくましさに、したたかさに、そしてどーしょーもなさに、今も昔もやっぱり目が離せない…!
そんなわたしたちの滑稽な姿もまた、変わっていないような気がします。
さて、次回は相方文化史、いよいよ最後の講義です。
Ver4時代は始まって1年あまりと期間は短いですけれど、やっぱりいろんなことがありました。
そんなVer4時代の相方界をチョチョイとおさらいして・・・
さらに、わたくしの悲願だったこの相方文化史編纂事業への暑苦しい思いを吐露して、一連の特別講義を締めくくりたいと思います。
ほんじつもご聴講いただき、誠にありがとうございました。
【参考サイト】
●ドラゴンクエストX目覚めし冒険者の広場より「DQXの歴史」
●ドラクエ10攻略極限攻略データベース
●DQ10大辞典を作ろうぜ!!
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