ネトゲ恋愛用語事典へようこそ
HEY、学生諸君!
国民的ブランドゲーム、ドラゴンクエストをたしなまれるような至極健全な皆様に、本書のような下衆な娯楽誌の需要はないハズ。
なのですが!
どういうわけかアクセス数においては同大学ブログの聴講数(アクセス)ランキングTOP5常連なのだよ。
このネトゲ恋愛用語事典。
諸君
ホントはすきなんじゃろ?ホレホレ
相方つくってドラクエしているプレイヤーなんてきもい…!
ドラクエを出会い系にするなんて駄目、ゼッタイ!
…そう言いながらも、つい手に取って最後まで読んじゃう♥
そんなタチ悪い系のベストセラー入りを目指しているネトゲ恋愛用語事典、本日、な~ら行を解説して完結です。
それではさっそくどーぞ!
ネトゲ恋愛用語事典・最終巻
【ネカマ】
ネットおかま。
男性プレイヤーが女性キャラを操作し、女性を装うこと。
単に男性が女性キャラを使用するだけではなく、言葉遣いや行動で積極的に女性を演じようとする者を指す場合が多い。
上級者ともなると、完全に女性に擬態し、男性プレイヤーに高価な装備やアイテムを買わせることもできるのだとか。
ドラクエではエル子、オガ子がその嫌疑をかけられることも多い。
〈対〉 ネナベ
【ネナベ】
ネットおなべ。
女性プレイヤーが男性になりきること。
ドラクエでは、容姿端麗なウェディ男を使って「ハァ眼福眼福、うふふふ」となる女子プレイヤーも多いと囁かれている。
【ネトゲ恋愛】
オンラインゲーム内で出会った相手と恋愛関係になることで、ドラクエXにおいては相方制度と密接な関係にある。
戦闘スキルの高い異性に助けらたり、いっしょに強敵を倒すことで喜びを分かち合ったり、季節イベントで距離を縮めたり…と、恋愛に発展するきっかけがMMORPGには実に豊富であるといえる。
ネトゲ恋愛からリアル恋愛、結婚まで発展するカップルも存在し、ネット万能時代らしい恋愛スタイルの一つともいえる。
【爆発しろ】
幸せな他人を、祝福と妬みを込めて非難する、いわゆるひとつのご挨拶。
派生語の「ティア充爆発しろ」は、主に恋愛関係で充実したアストルティアライフを送る者に贈られるセリフである。
おめでとう、うらやましい死んでしまえ、という両極感情を見事に「あうふべーへん」しており、暴力的な表現ながら言われたほうも嫌な気持ちがしないという、非常に完成度の高い言葉。
【ペア専用ルーム】
本書第一巻ですでに解説した「相方募集ルーム」は恋人を探すために加入するルームだが、こちらはカップル同士が4人PTを組みやすくするためのルームである。
相方持ちプレイヤーは一般プレイヤーから見ると誘いにくい、ないし疎まれやすい存在であることを自覚した者たちが、「@2枯渇問題」に呼応して設立した問題解決型コミューン。
相方ブームの隆盛とともにその数は増え、パーティ募集以外でも何かと苦労の多い相方プレイヤーたちの生活を支えているようである。
【ゆうたの】
2014年6月よりヤングガンガン誌上にて連載されているドラクエXの公式漫画「ゆうべはお楽しみでしたね」。
作者は金田一蓮十郎。
ドラクエXで出会った男女が現実世界でルームシェアをすることになるというなんともご都合主義な設定だが、ドラクエXのコンテンツや楽しみ方をレクチャーしながら主人公たちのふれあいを描いており、ソフトにネトゲ恋愛の世界をのぞくことができる作品。
なおタイトル「ゆうべはおたのしみでしたね」の元ネタは、ドラゴンクエストⅠで勇者がローラ姫と宿屋に泊まった翌朝に宿の主人から言われる有名なセリフである。
【恋愛脳】
ゲームを介して異性のキャラクターないし中の人に恋愛感情を持ってしまう性質を持つ人を、ドラクエ10界やMMORPGプレイヤーの間では恋愛脳、または恋愛脳者などと呼んでいる。
いっぽう、世間一般的に「恋愛脳」というときは、「人生において恋愛を至上と考える性質」、あるいは「恋愛をしていないと落ち着かない人」、「なんでも恋愛に結び付けて思考する人」を指すことが多く、学問的には脳科学の分野で研究がなされている。
したがって、ネトゲ世界で言う「恋愛脳」の定義はむしろ独特と言えるようだ。
〈対〉 非恋愛脳
ほんじつも、ネトゲ恋愛研究室の
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