次世代ゲーム研究室「ブロックチェーン編」

ゲームばっかりしてて、ニュースとか苦手なみなさんも
時事がとくいなみなさんも
こんにつわ。
マキ学長です。

今日のテーマは、いきなりですけど

「ブロックチェーン」 です。

ねっ、びっくりしたデショ。
マキ学長もびっくりした。

だってね、先月おじゃましたスクエニの株主総会で、ほかならぬ我々の松田社長が言っていたの。

「新しい技術にしっかり投資して、我が社にとりいれていくぞ!」って。

ほら、これみて。

出典:スクエニHD 2019年3月期決算説明会資料

おー。
書いてあるある!
松田しゃちょったら、ブロックチェーンに興味しんしんなんですって。

ブロックチェーン。
ことばはよく聞くけど、正直なんのこっちゃという学生さんも多かろー?
心配いらない、みんなそうだから

そんなブロックチェーンについて、きょうはドラクエ10の世界を例にして、学長が説明しちゃうんだからねっ

当大学でブロックチェーンのことこっそり勉強して、明日からモテちゃってくだされ。
うぷぷ

ブロックチェーンをざっくり知ろう


「ブロックチェーンってなあに?」というクエスチョンに、できるだけ簡単に
こたえるなら、

いろいろな取引をたくさん詰め込んだ「ブロック」を、「チェーン」でいくつも繋いだもの。

という感じでしょうか。

取引とは、
ありとあらゆる、モノのやりとりや、おカネのやりとり、情報のやりとり 
のことを言います。

つまりは、「取引記録を残しておくための台帳のあつまり」がブロックチェーンです。

ブロックチェーンがいちばん目立った活躍を見せているのは、ビットコインなどの仮想通貨の取引ですね。
仮想通貨の世界では、「マキさんが 取引所で 0.1ビットコインを売りました」とか、「マキさんは ✖️✖️さんから 0.01ビットコインもらいました」とか、誰かが誰かとビットコインをやりとりした、すべての記録が集積されて、ブロックチェーンに収められています。

それでは、もうすこしイメージを膨らませてゆきましょう。
まずは、つぎの3つの言葉をおぼえるところから。


① トランザクション
(一つひとつの取引や処理のこと)

② ブロック
(トランザクションをいくつかまとめて収納した箱)

③ チェーン
(箱を連結するチェーン)


まあなんとなくでいいです、なんとなく。
取引を、箱に入れて、それをチェーンで連結したもの。
これがブロックチェーンの姿です。



それでは次に、ドラクエ10の生産と流通のシステムを例にとって、ブロックチェーンのしくみを説明したいと思います。
ほらみんな、ドラクエ脳だから。
ドラクエの世界で考えてみたら、きっと、もうちっとよくわかる。
おれにまかせろ。

ドラ10の「職人とバザー」でイメージするブロックチェーン


※マキ学長からのごちゅうい※

ドラクエ10の生産、流通等においては、実際にブロックチェーン技術が使われているわけではありません

ですが、アストルティアの職人とバザーを説明に用いることは、ブロックチェーンの仕組みを理解する大きな助けになると判断したため、あくまでイメージの補助のために取り上げるしだいです。
この点、どうかごちゅういくださーい。



それでは先ほどお勉強したことを思い出してみましょう。

① トランザクション(一つ一つの取引)
② ブロック
(取引記録をしまっておくための箱)

③ チェーン(箱を繋いでいるチェーン)

でしたね。

この3つを、アストルティアにおきかえてイメージしましょう。
学長が、それぞれにきゃわわエル子ちゃんの画像をつけて説明してみます。

① トランザクション


学長が、バザーで仕入れた未錬金のまほうのよろいに、ランプで錬金効果をつけました。
すると、ここにトランザクションが生まれます。



1、 カツオさんが、防具鍛冶でまほうのよろいを作った。
2、 マキ学長がバザーで、このよろいを買った。
3、 マキ学長は、よろいに錬金効果をつけた。

この3つがトランザクションです。

ドラクエ10では、鍛治で装備を生成したり、錬金で特殊効果をつけると、「アイテムの歴史」に、その履歴が記録されるようになっていますね。

そして、バザーでものを売り買いしたときも、冒険者の広場からその取引内容を確認できるようになっていますね。
自分が出品したものを、いつ、だれがいくらで落札したか。



このような、「鍛冶でよろいを作る」「よろいに錬金効果をつける」「バザーで売り買いする」という一つひとつの行為が、ブロックチェーンでいうところのトランザクションです。

そしてトランザクションがたくさん溜まったら、次は、それをまとめてブロックに入れていきます。



② ブロック

ブロックはさしずめ、
こんな感じの、記録のまとまりです。



まとまった状態で、ブロック(箱)に入れられています。
記録をいくつもいくつもブロックに格納していくと、そのうちブロックが満タンになるので、そうしたらまた、新しいブロックにどんどん記録を入れていきます。




③ チェーン

満タンになったブロックは、古いものから新しいものへ、順にチェーンでつないで、離れないようにしておきます。
こうして、世界じゅうの生産や売買の記録大全集をつくる。
それがブロックチェーンです。



街をゆく人びとは、みんな武器や防具をもっていますし、だれでもバザーで売り買いをしながら暮らしています。
ですからわたしたちは、ひとりひとりが、トランザクションを詰め込んだブロックであり、アストルティアはそんなわたしたちが連綿とつながったブロックチェーンのようなものなのです。


からの、現実世界のブロックチェーンを考える



さてと。
職人とバザーという、生産と流通のシステムにたとえて、ブロックチェーンってなんだろう?というのを考えてきました。
ここまでわかれば、しめたものです。

ブロックチェーンは現実世界でも、同じような場面で活用され始めているからです。

たとえば…



奥さま、ごらんくださあい!
〇〇県の△△さんというベテラン農家が育てた、超高級品のあまーいトマト、今なら1こたったの500円だよっ!

このトマトが、何県のどこの農家で育てられ、どういう経路をたどって奥さまのお手元までやってきたか、というトランザクションを、ブロックチェーンを使えば、奥さまご自身で確認できることになります。

10年くらい前でしょうか、段ボール肉まん事件とか、ありましたでしょ。
ほかにも産地とか賞味期限にうそがあったりして、食品の信頼がゆらぎまくったわけです。
だからここにブロックチェーン技術を応用すれば、食べ物の流通ルートが全部まるみえにできて安心だね、というわけなんですおくさあん!




ここまで、ブロックチェーンのしくみをおはなししてみましたが…
「で、コレ、何のやくにたつの? どこがスゴイのかな?」という疑問が浮かぶと思います。

ブロックチェーンは、まさにこれから実用化が進む技術なので、まだ、わたしたちの生活で見えるところにはあんまり登場していないのですが、実は、世界じゅうのあらゆるしくみをひっくり返してしまいそうな、すごい力を秘めています。

それは、第一に、膨大な情報をしまっておくためのメインサーバーが要らなくなること。
サーバーのかわりにどこで情報を管理するのかというと、ネットワークに参加しているすべてのコンピュータが管理するのです。

なので、たとえば銀行や政府のような、権限をもつ1つの管理者がそれらの情報をまるっと支配する、というのではなくて、わたしたちみんなが管理し、監視していく、ということになります。
これがブロックチェーンのスゴイところその2です。
管理するデータが個人情報のようなだいじな情報のときは、これを取り出したり、使ったりする権限を誰に与えるか、自分たちで設定するしくみを作ることも可能です。

第三に、ブロックチェーン上の情報は、改ざんが不可能という点があります。
が、このあたりは難しくって、学長はゲボはきそうなので、しりたい人はがんばって調べてください。
とりあえず、ブロックチェーンに収められたデータは書き換えることができない。
これもとっても大きな強みなのです。



ふむふむ。
サーバー、個人情報、…ということばを聞くと、MMORPGプレイヤーのわたしたちにも、ブロックチェーンがけっして縁遠いものではないことがわかってくるのではないでしょうか。

そうです。
だから我らが松田シャッチョは、将来に向けて、スクエニでもブロックチェーンに資金ぶっこんだるでええ!とおっしゃっておいでなのです。


ブロックチェーンがこれから、ゲームの世界でどう活用されていくのか…?
今後がたのしみですが、たとえばブロックチェーンは記録の改ざんができないということから、チート行為を撲滅することができるといわれています。
はたまた、仮想通貨を取り入れれば、ゲームのタイトルを超えて共通のお金を使う、なんてこともできるかも。

ぬおー!ブロックチェーンすごい。
マキがくちょう、こうふんしちゃう★



さあさあ。
ブロックチェーンのこと、ちょびっとわかったでしょうか。
学長もまだわかんないことだらけだけど、少しおべんきょしてみると、楽しいね。
今回、この記事を書こうと思ったのも、かぶぬし総会に出てみて、何かよくわかんなかったから、この機会にブロックチェーンのこと、ちょっとはかじっておこうかなと思ったからです。

これは前々からなんですけど、新しいことを知ったり、ニュースを見たりすると、必ずドラクエにむすびつけちゃうの学長。

まあ、年がら年中ドラクエ脳すぎて自分こわいわーとは思うんですけど、いろんな知識とか発想を与えてくれる点では、わたしはドラクエ10やって良かったんじゃないかなあと!
そう思ってます。



〈参考図書〉
Newsweek日本版
2018.12.4「インターネットを超える ブロックチェーン」 
2019.4.23「世界を変えるブロックチェーン起業」

〈参考サイト〉
Bitflyer「ビットコイン用語集」
FUJITSU JOURNAL(2018.4.25)