学生しょくん、行ってるかーっ!
新しい聖守護者バトル、
紅殻魔スコルパイド
コレ…、コレ…、
スゴクたのしいいいー!
学長、ひさしぶりにガチ勢に戻ってみなぎってます
実装1日目は職やメンバーや作戦を変えて5パーティくらいで行きました。
2日目の昨日は、1日目にやらなかった職業を2つほど試してみて、ウハハハ、たいへん楽しかったです。
勝ってないけど★
子どものときからゲームは色々とやっていたけど、「勝てない」「クリアできない」ゲームってホントきらいで、むかついてばっかりでしたが
今回のスコルパイドは、勝てない試合が非常に楽しい。
いや、もちろん勝ちたいと思ってますし、全試合ちゃんと真剣にプレイしてるけど。
何連敗しても、イライラしたり、しょんぼりしたりしない、もう1回やりたいな、と思える、そんな戦いは久しぶりなんです。
勝てなくてもたのしいのはどうしてなんだろう?
それはきっと、このスコルパイドという新ボスが、「ちゃんとやるべきことをやれば勝てる。だけど、やるべきことをちゃんとやる、ただそれだけのことが実に難しい」ことを、嫌というほど思い知らせてくれる奴だからなのでしょう。
もう1発殴りたいところを、こらえることができなければ勝てない。
キズついた仲間をすぐに治癒しようと、周りをよく見ずにベホマラーしていたら勝てない。
勇み足や欲ばりや出し惜しみ。
そんな人間心理の弱さを突いてくるところが、たいへんよろしい。
んで、思い出すのは1つ前の新ボス、
レギルラッゾ&ローガスト。
きゃつらも、「やるべきことをやれば勝てるボス」であることには変わりありませんでした。
でも、そのやるべきことが「適切に死ぬこと」「死ぬ場所を考えて死ぬこと」など、死を前提とした作業だったことが、人によってはひどく興ざめだったわけですね。
わたしもじつはそのクチでして、えへえへ
フレンドに言ったらびっくりされちゃったんですけどわたし、実はいまだ最強レギロを討伐していません。
だってなんか途中でいやになっちゃったんだもの
いたずらに生き死にを繰り返す尼僧となり、すっかり戦意を喪失したわたしが、世をはかなんでつぶやいたツイートがこちらです
マキさん@MAKI_DQ闘戦記で僧侶をしていると、死んでは生きて、天使ばかりで、もはや生きているのか死んでいるのか、そもそも生きていた所でいみはあるのか、わたしはもはや僧侶と言えるのかどうか、生きても死んでも余り変わらないじゃないか、というか生きるとは?とかなる
2018/04/25 16:38:28
うん、楽しくなさそう
楽しみにしていた新ボス実装直後とは思えない、なんて追い詰められたツイートでしょう
とてもゲームで遊んでる人の言葉とは思えません、なんだかかわいそうになってくるよ。
まあ、世間一般においてもレギルラッゾ&ローガストは「聖女ゲー」「ゾンビゲー」の呼び声が高く、良い評価を受けたバトルとは言い難かったかもしれません。
ですが、開発陣が想定した攻略法とはまったく違った解法である「キメパン」をプレイヤー側が生み出し、それがもはやテンプレートになったというインタレスティングな展開…。
これはまさにネトゲならではの珍事であり、とても興味深いエピソードでした。
手塩にかけて育てたなかまモンスターが大活躍~!っていうのも、はからずも非常にドラクエらしい戦闘になりましたね。
その点に関しては、開発陣も予想外の展開にヒヤヒヤしつつ、最後にはちょっとにっこりできたんではないでしょうか。
さきほど紹介したわたしのツイートにもあるように、レギルラッゾ&ローガストが、「多死を前提とする、残酷かつ単調なバトル」となってしまったことから、わたしもそうでしたけれどちょっとこう、アストルティアの戦闘民族たちのあいだでは、やる気がなくなってしまったプレイヤーもいました。
人によっては、長期休止のきっかけになったりもしたようでした。
ふだんからわたし、「ゲームを作る人って、そしてとくに、MMORPGを作る人って本当に頭がいいなあ」と感心しきりなのですが、とりわけ最近は、面白いボス戦を作るというのは、本当にシビアなプロジェクトだな、と感じるようになりました。
MMORPGは、時が経てばたつほどプレイヤーキャラクターはレベルが上がり、ステータスが上昇し、スキルラインが充実してどこまでも強く、攻撃も多彩になります。
その逆はないわけです。
おなじように、流通する武器や防具はどんどん強くなり、付加機能もどんどん豊かになります。
これもまた、弱くなることはないわけですね。
この、キャラの強さは不可逆的にインフレーションする、という前提の中で、それと互角に、しかも楽しくたたかいうるモンスターを創造し続けなければならない。
これはもう、本当に至難の命題と思われます。
とくにドラクエ10というのは他のMMORPGにくらべて、世界のしくみがかなり特殊で、その特殊性こそがこの世界の均衡を保っているという特質がありますから…。
そういえばこんど、プロデューサーの青山さんが書いた『ドラゴンクエストXを支える技術』という本が出版されるそうで。
専門的なことはまったくわかる自信ないけど、マキさんもコレ買おうと思っています!
『ドラゴンクエストを支える技術』
技術評論社より2018.11.14発売予定
開発の裏側などというマニアックなハナシを書籍化して利益が出せるってスゴイですよね。
それくらい、この本に書かれていることは、分かる人にとってはものすごい価値があるのでしょう。
共通サーバ、移動干渉、元気玉、サポート仲間…。
アストルティアは、ほかのネトゲとはくらべものにならないくらい、独特で高度で、多額の資本を投入してつくられた「またとない世界」。
そのなりたちが、きっとこの本にはいっぱい書かれているんじゃないのかなあ。
マキ学長も、とってもたのしみです。
いやはや…
ドラ10の開発と運営ってきっと、いろんな面で、本当に凄まじい挑戦なのではないでしょうかね。
そんな中、今回のスコルパイド先輩は、まったく勝ててないのに、勝てる気はしてて、でも勝てない。
つまり最高におもしろいです。
運営のみなさん、いつもほんとうにありがとう。