ご機嫌よう、学生諸君!
マキ学長は、マイタウンを欲す。
運営の露骨なゴールド回収政策だと批判されようが、どれほど多くのプレイヤーが「一部のプレイヤーにしか遊べないコンテンツクソwww」と怒号を浴びせ去って行こうが、欲しいもんは欲しいのだ。
諸君。
マキ学長は、マイタウンを取得してその広大な土地に大学を建てたいのだ。
アストルティア中から、あらゆる学問の著名な研究者を集め、学生たちが議論を交わす、希望あふれる叡智の杜。
先日のドラクエX TVを観て、その価格を知り絶望に膝をついても、やはりわたしはマイタウンを欲す。
でも学長のしょじきんは8000万ゴールドしかない
…まあ来月の分譲スタート時には無理でも、1年半くらいあれば、なんとかなるんじゃないかしら。
DQXブログ業界やTwitterランドでは、貯金を頑張ってきたおかげでマイタウン買える人たちの喜びの声や、マイタウンをどんなふうにコーディネートしようかとワクワクしているハウジングファンの期待のつぶやきも聞える一方、そんなもの買って何が楽しいのか、時間の無駄だろ、なんて必要以上にネガティブな大声をあげる人もあり、
…とまあ、MMORPGというのはなにか新しい出来事が起こるたび賛否入り乱れてお祭りみたいになることも含めて、MMORPGなり。
本日もアストルティアは平常運転でございます。
だが学生諸君、すまない。
学長、マイタウンをてにいれて、校舎をつくろうという夢は捨てるつもりはないものの、実装と同時に諸君にまなびやを提供することはどうやら無理みたいです、しょぼん。
くやしいので今日はもう、いっぱつ、マイタウンに関する小噺でもするしかない。
とゆーわけで、あいもかわらず藪から棒に!
本日はスペインの天才建築家、アントニ・ガウディ先生がお作りになった、西洋のリアルマイタウンをご紹介します。
みなさん、このお名前きいたことあるですよね、奇抜なデザインで有名な、スペイン人建築家アント二・ガウディ。
アールデコ様式を基調とした、トゲトゲしたり、ウニウニしたガウディの建築、写真でよく見ますよね。
スペイン中で非凡な才能が高く評価されたガウディ先生は、バルセロナに住む富豪たちや地方団体からのオーダーを受け、多くの建築を市内に遺しておられます。
カサ・ミラ
カサ・バトリョ(内部)
しかしながら、そんな先生も人間。
ミスをおかすこともあります。
「先生、コレ、やっちまいましたね…」
そんなガウディ先生の事故物件がこちら。
スペイン旅行本には
必ず出てくる超有名なアレ!
色彩豊かなタイルにいろどられた高台からは、バルセロナ市街地とその向こうに広がる地中海が一望のもと。
旅行本でよく見かけますよね、
グエル公園。
だが君たちは騙されているのだ。
このグエル公園、じつはもともと公園じゃなかったんです。
もとは、ガウディ先生が作ったマイタウンだったのです。
時は西暦1900年。
ガウディ先生は、グエル伯爵というバルセロナの富豪に、新興住宅地の設計を依頼されます。
がぜん先生は燃えました
「うえええい 造るぜ 俺の街ぃい!」
まるごと自分の好きなように設計した「自分の街」を、この世界のどこかに持てたなら、どんなに素晴らしいでしょう。
ハウジングがお好きなプレイヤーさんならば、ガウディ先生の昂りもきっと理解できましょう。
先生は、ご自身の造形表現のすべてを詰め込んだ理想郷を設計し、大ハッスルで工事を行い、実に14年の歳月をかけてマイタウンが完成しました。
海が見える丘の上のロケーション…
英国風コンドミニアムの邸宅群…
星空のもとで芸術を楽しめる野外劇場…
壁面を彩るのは、一枚として同じものがないというモザイクのタイル…
そして街の入り口にはコンシェルジュを配置。
完璧でした。
でもほら、彼ったらこんなの作っちゃような、ちょっとアレな人だから。
せっかく建設したマイタウンも、デザインがトガリすぎてて誰も住みたがらなかった。
ガウディ先生、一人でイキっちゃったねみたいなことになってしまいまして。
スペインが誇る偉大な建築家ガウディ、渾身のマイタウン。
2戸しか売れなかったのです。
痛恨の大誤算でまったく売れなかったこのマイタウンですが、けっきょくどうなったかというと
ガウディ先生が 自分で買って住んだ。
先生さすがです。
※先生の死後、バルセロナ市が買い取り、現在のような観光スポットに化けさして大儲けしています。
(入場料8.5ユーロ)
グエル公園いんふぉめーしょん
■ スペイン・バルセロナ
■ 地下鉄Lesseps駅 徒歩20分
果てしない登り坂で腰を痛めます。
ハイヒールは絶対あかんで
■ 無課金エリアと課金エリアあり。
今回の写真はすべて課金エリア。
■ アホみたいに混雑しているので、
賢者のみなさんは必ずチケットを
ネット予約して行きましょう。
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